自分と相性のいい講師の講義を選ぶのがポイント
司法書士試験の予備校もたくさんあるし、講座もたくさんありますよね。
たくさんある講座の中から、自分はどの講座を選んだらいいのか、迷ってしまうときがあります。
司法書士試験の講座を選ぶときは、自分と相性の良い講師の講義を選ぶのがポイントです。
ここでは、司法書士試験の講座を選ぶ際のポイントを紹介しています。
司法書士講座を選ぶ際のポイント
司法書士の資格を受けるための司法書士の講座を選ぶ際の選択基準の一つに、まず通学にしようか、通信で受講しようか迷ってしまうことがあります。
→司法書士試験の講座受講は通学か、通信か
つい20年ほど前であれば、できることなら通学、というのが定石でした。
通信といえば、通学講座で行われた講義のカセットテープが2〜3週間後に送られて黙々と聞くというスタイルでした。
しかし、ここ数年のインターネットの通信技術の発達によってストリーミング技術も発達し、カセットテープのように置き場所もとらず、ネット上ですべてが揃っています。
通学や通信かの基準が昔ながらのスタイルでなくなり、むしろインターネットを中心としたスタイルのほうがいつでも勉強できる体制になっています。
いまでは、通信(Web)専門の予備校すらあるくらいです。
通学と通信の境目がなくなったので、司法書士の講座の選び方のポイントとしては、自分に相性の合う講座かどうか、という基準で決めるのが一番です。
同じ司法書士試験の合格という目的でも、予備校、講師それぞれに個性があるんですね。
相性がよかったり悪かったり。
他人にとっては便利なところより、相性がよく、自分にとって気持ちよく勉強できる方が、自然と気持ちも前向きになっていくからです。
一生懸命にやればやるほど結果がでるのが、司法書士試験です。
どの学校で司法書士の講座を受けるにしても、学んだことを自分のものにするのは、あなた自身次第です。
ぜひ、自分にあった講座を受講して、きっと司法書士試験に合格することができますよ。
講座の選び方
司法書士講座をそれぞれの学校で比較する際には、
- 講座の内容
- 受講料金(学費)
- フォロー制度
などを比較検討されると思います。
司法書士試験の講座の内容
司法書士試験の講座は、どの講座もほぼ同じ内容です。
法律をはじめて学ぶ人にとっては、どの司法書士講座も似たような同じ教材の内容です。
理由は、司法書士という決まった資格を取得するためのものだからです。
司法書士試験の今までに出た問題(過去問)で、どれくらいの範囲か、どこまでの内容が必要かを考えて作られているので、どこも似たような教材になってしまうのです。
逆に言えば、過去問の重要性は非常に高い、といことになります。
受講料金(学費)
学校によって、学費が少し他より高い安いの差はあります。
初心者がパックで受けるなら、内容的にもだいたい同じであるので、大手の学校だとほとんど受講料金の違いがほとんどありません。
ただし、
- 教材費が受講料に含まれるか、含まれないか
この点だけは、受講料金を確認する際にチェックしておいた方がいいでしょう。
フォロー制度
とくに、通信での受講だとインターネットを利用した質問フォームなどのフォロー制度の有無はあります。
これらの制度は、通学の方が講義が終わったあとに先生方に質問をする制度などとパラレルに考えるとができます。
とはいっても、通学で受講している方も授業中の先生の話を遮ってまで質問ができるところは、ほぼありません。質問制度では、通信受講との境目はほとんどないでしょう。
こういった制度などがほぼ同じ。
教える内容もほぼ同じ。
と考えると、司法書士講座の選択は自分と相性の良い講師の講義を選ぶという視点で選びましょう。
司法書士試験答案練習会へは二年目から参加する
司法書士試験を勉強していると、講座を開いている各予備校が答練という試験形式の講義をする答案練習会があります。
この答練には勉強開始してから2年くらいしたら積極的に参加すると自分のレベルが把握することができます。
答案練習会は一般には聞きなれない言葉かもしれません。「答練」などと略されたりします。
これは司法書士試験の予備校などが主催するもので、主に休日に模擬試験を行なうものです。
択一だけの答練、択一+記述式がある答練、科目別など
司法書士試験の午前の部、午後の部、というパターンで分かれていることが多いですね。
模擬試験といっても、最初の方は範囲がある程度決められていたりします。
その試験の終了後に解説があって、後日答案が添削されて全体の中での成績がついて返ってきます。
答練はとくに独学で司法書士の勉強を進めている人は、答案練習会に積極的に参加したほうがいいですね。
自分のレベルを知ることができる以外に、司法書士試験を受けている仲間を作ることができるメリットもあります。
また試験が終わった後でゼミを組むこともできます。
ただ、答案練習会には、ある程度実力がついてから参加する方がメリットがあります。
勉強した間もなかったり、まだ学習していない範囲をいきなり答練を使って、問題を解答しても、時間の無駄になりかねませんからね。
だいたい勉強開始から二年目から参加すると答案練習会は効果があります。
費用は、解説あり、なし、などでも違ってきますが、20回ぐらいの答案練習会で15万円前後が一般的です。
答練の回数や、会場受験か自宅、などバラエティがあり、それによって費用が変わってきます。
いつどこで答案練習会が開催されるかは、規模の大きい予備校(LEC東京リーガルマインド、伊藤塾、TAC・WASEDAセミナー)だと、司法書士試験の年の1月から範囲の指定されている答練が開始されていることが多いです。
4月からは範囲が全体にまで広がった答練、というパターンが多いですね。
司法書士の勉強を開始して1年目ならば、答練よりも、学習していない部分の理解を深めたり、インプットを重視した方がいいです。
よほど時間があれば、答練を受ける、くらいのスタンスでもいいくらいですね。