一年で8割以上回答できる合格ラインを目指す
司法書士試験は誰でも受験でき、司法書士になるためには「司法書士になろう」という決意だけでいいわけです。
ところが、現実には膨大な範囲を勉強しなくてはならない大変な試験、です。
しかも、法学部出身者ならともかく、ふだんはあまりなじみのない法律の試験で各科目で高度な専門知識の習得が求められています。
そのうえ、8割以上できなければ合格できず、しかもその合格率は4%前後の試験です。
一見困難そうに見える司法書士試験合格ですが、まずは問題を解くことから始めると、1年合格が見えてきます。
ここでは、司法書士試験を1年で合格レベルに達するために必要な方法を紹介します。
司法書士試験は1年で合格する人が必ずいる試験
司法書士試験のような試験を受験する際に、いろいろな合格体験記を読み成功した人の知恵や工夫を知ることも大事ですが、人それぞれ完成も受験環境も違うので、直接自分に当てはめるには無理があります。
司法書士試験は、受験期間が6年以上の長期に及ぶ人も2割近くもいますが、1年で合格してしまう方も1割近くいます。
つまり、60名近くの方が1回で合格しているということです。
この人数は、記憶力が天才的にいい特殊な人と例外的に扱える数字ではないです。
そもそも司法書士受験生で、合格ラインにある人は、毎年受験生のうち4%しかいない、と言われています。
覚えることが膨大だとしても、試験の傾向と適切な対策、適切な勉強方法さえ身につければ、一年で確実に合格レベルに達することができます。
8割の合格ラインを超える解答力は1年で身につけることができる、という証でもあります。
問題を解き続けることが1年合格のポイント
勉強を始めたての頃に出てくる悩みとして、「全然問題を解けないから、無意味だからやめよう」という感覚になってしまうことがあります。
特に、新しく勉強を開始した初心者に多いですね。
問題を解けないのは、知識が身についてないという証拠だ、と思って問題演習をやめてしまうんですね。
もしかしたら、「問題練習は時期尚早」と判断し、問題は講義やテキストで知識を全部覚えた後にやることにしてしまうパターンです。
実は、問題ができないから全部知識を覚えてから、というスタンスは1年合格はできません。
気持ちはわかります。
なんどやっても最初のうちは半分どころか、2割も正解しないでしょう。
なかなか正解できないのに問題を解き続けるのは確かにつらいですよね。
でも問題が〇にならなくても、問題を解き続けることがおすすめです。
それは、講義を聴いたりテキストを読むだけだと知識が定着しにくいからです。
実際に問題を解いてみて、間違えることで、初めて気がつくこともあります。
問題を解くことで、どの知識がどのような形で問われるのかを知ることができます。
どうやって問題になっていくのかを強く意識することが知識の定着にとても重要なんですね。
「問題演習→解説を読む→問題演習→解説を読む…」というサイクルを繰り返せば、知識とその使い方の理解が深まるので、司法書士試験の合格が早まります。
まず問題演習、が1年合格のポイントです。
大丈夫です。そのうちに正答できる問題が増えていくはずですから。
司法書士試験は誰でも受験できるが合格には覚悟が必要
誰でも受験できるといっても、この試験に挑戦してみようと決心するにはそうとうな覚悟と犠牲が必要になります。
しかし、司法書士の仕事は社会的に意義のあるやりがいのある仕事です。
自分の人生をかけることのできる仕事です。
たとえ困難があるとしても、覚悟を決めて取り組み、乗り越えていく事ができます。
ところで、司法書士試験も資格試験である以上、しょせんは記憶力を試す試験です。
まず、法律を頭にたたき込まなければなりません。
この作業を理解する、という言い方もしますが、受験勉強の場合理解しただけでは足らず、理解した内容を正確に記憶しておかなければなりません。
しかもその記憶する量は莫大です。
肝心なのは、記憶をより早く定着させ、より長く持続し、必要な時にはすぐに引き出せるための勉強方法を見いだして受験に望むことです。
そのきっかけとなるのが、わからなくて当然という意識で問題からとりかかることです。
司法書士試験を独学1年で合格できるか
がんばって勉強して、1年で合格ラインに達すると言っても、司法書士試験は独学1年は、ほぼ不可能です。
独学1年で司法書士試験に合格することは、99%できないです。
独学で司法書士試験に挑戦するなら、1年という期間では、膨大な知識をどこまで覚えるのか、試験に必要な知識はどこまでなのか、で時間の浪費になるだけだからです。
司法書士試験に8年で合格した人と8か月で合格した人の対談は参考になるかもしれません。
合格に必要な情報やレベルや、押さえておくポイントを知るには司法書士講座のある学校で学ぶのが、もっとも効率的です。
コツを押さえて勉強すれば司法書士試験は1回の受験で合格も夢ではありません。