司法書士試験の11科目別勉強方法

司法書士試験の11科目の内容

 

民法の特色はその量の膨大さです。さらに司法書士試験の民法の場合、他の科目と異なり学説や判例も比較的重要です。ただし、様々な学説や多くの判例に、大学で勉強するように精通する必要はありません。あくまで、基本書で紹介されているレベルのものをしっかりと学習して、結論を理解して押さえるだけです。ここでは、司法書士試験の民法の勉強をはじめたての方を中心に、民法の勉強方法を紹介します。民法の基本書選び基本書とい...

司法書士法はここ数年、1問出題されますよね。以前は年度によって、司法書士法は筆記試験では出題されない時期がありました。ただし、そういった年でも口述試験では問われていました。現在は、司法書士法も午後の部の試験に1問出題されることがすっかり定着していますよね。今後も継続して出題される可能性は十分に考えられるので学習の必要はあります。司法書士法の勉強方法は、司法書士法と規則を関連づけて勉強するのがポイン...

司法書士試験の出題科目になっている「供託法」そもそも「供託」って聞いたことがないですよね。自分も含めてそうでしたが、「供託」ということがどういう意味なのか、をまずイメージすることから始めるのが供託法の勉強です。だいたいわかれば、後は手続きの流れを押さえるだけです。司法書士試験の供託法の勉強方法は、「供託」「還付」「取り戻し」など聞き慣れない言葉のイメージをつけることからはじまり、流れを把握するのが...

まず自宅の登記事項証明書を取得してみる司法書士試験では「不動産登記法」は、択一式では民法に次いで2番目に出題が多く、記述式でも1問出題される非常に重要な科目です。ただ、この科目をきっかけに司法書士試験を挫折してしまう方も多いです。民法と違って、不動産登記法は、土地や建物といった不動産の登記等の手続きを学ぶ科目ですからね。普段の生活でもなじみが無く理解しにくいことが原因でしょう。ここでは、そんな不動...

商業登記法は、数ある資格試験の中でも科目に組み込まれていることがほとんどないですよね。司法書士試験の商業登記法は、択一と書式が出題されますが、書式を中心に学習していくと効果的です。択一単独で学習する分野もありますが、会社法と登記が絡む分野では、実際の書式をイメージして関連して記憶すると一気に理解が進みます。ここでは、司法書士試験の商業登記法の勉強方法についての進め方について紹介します。商業登記法は...

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裁判の流れを図式化して基本害に張りつける民事訴訟法関係は受験生にとっては負担の多い科目でしょう。これほどとつつきの悪い法律も珍しいかもしれません。しかし絶望することはありません。民事訴訟法は全体を大きくつかむと突然理解できるようになるものです。要は「誰が、誰に対し、どのようにして提起するのか、提起された訴訟について当事者はどんなことができるか、そして訴訟はどのようにして終了するか」ということを理解...

学説の対立に関しては基本的な部分だけを押さえる刑法は学説の対立の激しい法律です。それだけにそれに巻き込まれると、何が何だかさっぱりわからなくなってしまうものです。とくに総論は哲学書とさえ思われる部分があります。しかし司法書士試験の刑法は基礎的なところしか問われませんから、まずは「構成要件該当性とは何か」「違法性とは?」「責任とは?」といった大きなところをつかんでおくことです。その際、「なぜそのよう...

司法書士試験では出題数が少ないのに、そこそこボリュームがある「マイナー科目」がありますよね。「マイナー科目」は、民事訴訟法・民事保全法・民事執行法、供託法、司法書士法、刑法、憲法のことです。司法書士試験では、実際に全体の配点のおよそ82%が主要4科目(民法・不動産登記法・会社法(商法)・商業登記法)からの出題です。マイナー科目は残りの約18%しかありません。割合から見ても、主要4科目で点数を取るの...