司法書士試験に合格する目的を持つためのゼミ
司法書士試験に合格するために、ゼミに参加して勉強する、という方法があります。
司法書士の勉強を一人でしていると、孤独感を感じたり、悩みが生じることもありますよね。
そこで、司法書士試験勉強会、いわゆるゼミの活用を考えます。
ゼミの目的が、司法書士試験に合格する目的を持つためということで、一貫してぶれていなければ、有効です。
ただ、ゼミの性質上、司法書士試験合格という目的を離れてしまうと、サークルのようになってしまいます。
すると、かえって合格から遠のいて、悩みが深まってしまいます。
ここでは、司法書士試験合格のためにゼミに入る方法の可否を検討します。
ゼミの性質を見極めて利用する
ゼミというのはいわゆる勉強会のことです。
法律の勉強は他の人が理解したことを聞いたりそれに関して論争することでより理解できるようになります。
その点ゼミは非常に有効な勉強の場です。
毎年何人もの合格者を出している優秀なゼミもあるぐらいです。
しかし一方で、何年もゼミが続いているのに毎年一人も合格者が出ないようなものもあります。
これはゼミの構成員のレベルにもよりますが、勉強会の進め方の問題もあります。
たとえば勉強より親睦会が中心になっているようなゼミや、どうでもいいことを何時間もかけて議論するゼミなどです。
目的を外れたゼミでは司法書士試験には合格できない
あくまでもゼミの目的は司法書士試験の受験勉強です。
解釈論に止めるところを立法論にまで逆上り、果てには「政権がどうだ」といった話に及ぶとなると、もう「朝まで討論」の世界です。
また一人だけ牢名主のような指導者がいるゼミも要注意です。
この一人の古株はたしかによく勉強している人なのですがなぜか合格しない。
この人はみんなに教えることが生き甲斐で、親切で情報通なのですが、逆に情報が氾濫しすぎて、何が本当に重要かが見えなくなってしまいがちです。
そして結局だれも合格できないのです。
目的が司法書士試験の合格というところから外れていることに、長年、受験生をしていると気がつかなくなってしまっているんですね。
司法書士試験合格のためにはどんなゼミがよいのか
司法書士試験に合格するためには、実際に合格を経験した人が一人いると違います。
たとえば、司法書士試験の合格者がリーダーになっていて議論を受験勉強にだけ向けているようなゼミです。
ゼミで議論に勝ったところで何のトクになりません。
構成員がいわゆる大人であることです。
こんなゼミがあったら是非とも入れてもらうことです。
こういったゼミ開催の情報は、予備校や答案練習会に参加した際に聞くとか、現役の司法書士も知っていたりします。
もし自分が望んでいるようなゼミに出会えなかったら、答案練習会に参加した際に受験生に声をかけてみるとよいでしょう。
自分でゼミを作ればいいのです。
とくに独学の人は積極的にこういった勉強会に参加することをお勧めします。